Lesson #1
「読書」

生きることと暮らしに寄りそう10冊の本


第1回目のレッスンは、「読書」です。

ここでは「生きることと暮らすことに寄りそう10冊の本」をご紹介します。

2020年初夏、外出できない時間を生かして、本を読んでみませんか?

生きること、そして暮らすことを楽しくするようなヒントが満載の本をご紹介します。

1冊の本が、あなたの人生を楽しくしてくれるかもしれませんよ。


「珈琲の表現」蕪木祐介著

「珈琲は感情に寄り添う飲み物」という蕪木さん。東京・浅草に喫茶店を構える蕪木さんが、珈琲の抽出の理屈を説明してくれます。
だれかの淹れ方を真似するのではなく、自分らしい珈琲の淹れ方や愉しみ方を知ってほしい。蕪木さんの落ち着いた口調で語られる珈琲の哲学や淹れ方、嗜み方の提案がここに。



「生きるって、なに?」たかのてるこ著


「世界中の人と仲良くなれる!」と信じて旅をするたかのてるこさん。生きる意味を教え子に問われ、答えに悩んだてるこさんは、アンサーとしてこのフォトブックを作りました。
「人はみんな、生きることを楽しむために生まれてきたんだよ」。そんな前向きな気持ちになれるテキストが、明日へ向かうあなたへの背中を押してくれるでしょう。

「おやつのない人生なんて」
                                     伊藤まさこ著

スタイリスト伊藤まさこさんが「おやつがある人生」の豊かさをていねいに語るエッセイ。
洋の東西を問わない、かわいくておいしそうなおやつがたーくさん出てきます。どのおやつもおいしそうで、おなかがグウゥと鳴ってしまいそう。
巻末にはお問い合わせ先一覧も。

「キッチン」吉本ばなな著

「いつか死ぬ時がきたら、台所で息絶えたい。」それほどまでにキッチンを愛している主人公。
天涯孤独になった彼女と一人の男子大学生、彼の母親でもあるゲイ男性との交流を描く。
果てしなく孤独な一人と一人が、どこまでもやさしい愛を交わす物語。

「まこという名の不思議顔の猫」
                         前田敬子、岡優太郎 著 

  保 護猫シェルターから引き取ってきた1匹の猫、まこ。猫と暮らすしあわせな日々をクスッと笑えるコメント付きでブログにあげてたら、いつの間にか大人気に!当初はやさぐれた風情だった彼女が、いつしか愛嬌たっぷりのふくふくな表情に。家族にしか見せない、猫たちのさまざまな表情にも注目して。

「うつくしい自分になる」
                                         服部みれい著

服部みれいさんがご自身で人体実験して「これは良い!」と思ったうつくしくなるヒントが散りばめられた一冊。
読み終わる頃には体や心だけじゃなく、魂までもがうつくしくなっているかも?本来の自分に戻るヒントが満載。





「一汁一菜でよいという提案」                   土井善晴著

『NHK きょうの料理』の塩むすびの回が評判高き土井先生が提案する忙しい現代人のためのレシピ。
ごはんを作るのが面倒くさい!って日でも、一汁一菜(ごはんと具だくさんお味噌汁)があれば十分なご馳走です。 土井先生曰く、お料理を作るのがたいへんだと感じている人に読んでほしい本。


「毎日の家事を楽しむ、ちいさなヒント」リンネル編集部

収納、お掃除、洗濯、お料理。家事を楽しんで効率よく行うために知っておくといいヒントや基本が満載。なんとなくやっていた野菜の保存も、正しい保存方法を知ることで長持ちさせることができます。家事が得意な人はおさらいとして、初心者さんは教科書として読んでみて。



「宇宙が教える人生の方程式」佐治晴夫著

宇宙物理学者の佐治先生が教えてくれる宇宙は、恋や音楽やお花が出てきてロマンティック。そしてわかりやすくて面白い。
「人生にはどこか音楽に似たところがあります。」で始まるこの本は、不可思議で奥深い宇宙と、わたしたちの人生との共通点をやさしく説明してくれる。



「もう、家に帰ろう」田辺あゆみ、写真=藤代冥砂

トップ・ファッション・モデルの妻とフォトグラファーの夫。3年に渡り撮り続けた私生活が1冊の写真集に。さらりと添えられた愛あふれるコメントにもじーん。写真にはその場の空気や、被写体との関係性も色濃く写るんだな、と感じられる写真集。PART2ではなんと息子さんも登場!

                                     
  あとがき

「星々が美しいのは、ここからじゃ見えない花が、どこかで一輪咲いているからだね」

あまりにも有名な、小説「星の王子様」の一文です。

物語の終わりのほうでまた王子様は、こういうことも呟きます。

「どこかの星に咲いている一輪の花を愛していたら、夜空を見上げるのは、心のなごむことだよ。星という星ぜんぶに、花が咲いてるように見える」

2020年春、家から出られないわたしは、アパートの窓から夜空をよく眺めています。星はほとんど見えませんが、住宅街のここからは家々の灯りが見えます。その一つひとつの灯りの下では見知らぬ誰かが暮らしていて、わたしと同じように泣いたり笑ったりしていると思うと、わたしは人生が愛おしくなるのでした。

コロナのせいで不安定な状況ですが、いま一度自分の価値観を見直すきっかけになったと思っています。不安や心細さを抱える中でも、自分の強さを信じよう、と思うのです。どんな状況でも日々のささやかな楽しみを探そうとする、人々の強さやたくましさに想いを馳せています。
悲しいニュースも多い今日この頃ですが、命ある限り、明るい未来を作ろうとする姿勢を忘れないでいようと思いました。


        2020年5月吉日    編集長 吉藤 歌久妃
 (きっとうかぐや)